競売物件について
情報を集めて入念な調査を
競売と聞くと、何やら怖く騒々しいイメージがありますが、今はそうでもありません。ワンルームの資産運用を検討する人が、多く参加するようになったためです。
競売というものは、低価格で購入できることも可能ですが、その分多くのリスクがついてきます。それに下見のときには、物件の中を見せてもらうことはできないのです。
そもそも競売物件は、借金の返済が間に合わない債務者から、お金を貸していた銀行などが滞っている代金を回収するために取り上げたものです。ですから、入札には入念な調査が必要といえるでしょう。
価格が安いものには、必ずそれなりの訳があるもので、まさにハイリスク・ハイリターンということになります。
入札に必要な書類
インターネットや裁判所の掲示板などから気になる競売物件を見つけたら、具体的な情報収集のため、取り扱う裁判所に足を運ぶことが重要です。
裁判所では、入札に必要な3点セットと呼ばれるものがあり、それを確認することが大切です。
□物件明細書
物件を貰い受けた際に、引き継がなければいけない賃借権などの権利関係が記載されている
□現況調査報告書
・物件の構造や現状、占有者の有無などについては記載されている
・写真なども添付されている
□不動産評価書
・物件の評価額や周辺の環境について記載されている
・図面なども添付されている
また、競売には地方自治体で行われているものもあり、良質な物件もあるようです。とにかく、競売物件はリスクを承知の上で購入検討するようにしましょう。