管理業務について
賃貸住宅の管理
賃貸住宅の管理は2つに大別されます。まず、「入居者管理」で、これは賃料の回収、防火・防災への対処、入居や退去の立会いなどを指します。
一方、「建物管理」は日常的な清掃、建物や設備の点検などであり、空室がある場合は定期的に換気や掃除を行なう必要があります。
また、給水設備やエレベーターの取り換え工事などは、資金計画とともに長期的な修繕計画を立てなければいけません。
管理業務の委託
自分で管理できれば、それにこしたことはないのですが、住戸の多いマンションの場合は対処が難しいので、専門の管理会社に委託したほうがいいでしょう。
管理会社には様々なものがありますが、実績のある会社に委託したほうが安全といえます。その管理会社が取り扱っている他の物件を調べて、どういった管理をしているのか確認しましょう。
契約形態は会社や地域によって呼び方が変わることもありますが、「家主代行方式」と「一括借り上げ方式」があります。
◇家主代行方式
・ 管理会社がオーナーの代理人として賃貸契約や入金管理などを行なう義務方式
・ 一括借り上げ方式の会社と比較すると小規模な会社が多いため、オーナーへの支払いが遅れることもある
◇一括借り上げ方式
・ 管理会社がオーナーから一括して物件を借り上げる方式でサブリース契約ともいう
・ 空室や滞納、入居者とのトラブルの心配がなく安定した経営を見込める
・ 賃料相場が下がった場合、契約更新時に管理会社から賃料の減額など契約条件の変更を求められることもある