防犯・防火対策
防犯設備の充実を
入居者の防犯に対する意識は、高まってきています。そのため、防犯設備の充実は空室対策につながるといっても過言ではありません。
防犯対策としては、「防犯カメラを設置する」「防犯フィルムを貼る」「防犯合わせ複層ガラスに取り換える」「屋外や共用部分を明るくする」「防犯性の高い鍵を採用」など、できることは全て行なうようにしましょう。
防火対策
防火対策として有効な方法は、火災に強い構造にすることですが、まず普段から防火に備えておくことが大切です。たとえば、石油ストーブの使用を禁じたり、廊下などの共用部分に通行の邪魔になるものを置かないよう指導したりなどがあげられます。
万一に備えて、火災保険に加入しておきましょう。火災が生じたときに支払われる損害保険金は、契約時に設定した保険金額が限度となります。納得いく補償を受けるためには、保険価額と保険金額の関係を理解する必要があります。
保険価額には次の2種類のものがあります。
○再調達価額
同等のものを新たに建築(購入)するのに必要な金額
○時価額
同等のものを新たに建築(購入)するのに必要な金額から経過年数と使用による消耗分を差し引いた金額
ということは、元通りに建て直すためには、再調達価額を基準に保険金額を設定する必要があるということです。再調達価額で保険金額を設定する場合は「価額協定保険特約」という特約をつけなければいけません。