固定金利と変動金利
2種類の金利
ローンには2種類の金利があります。
○固定金利
借入期間中、借り入れ時の金利が固定されます。そのため、返済計画が立てやすいと言えるでしょう。年金融資などが代表的です。
○変動金利
金融情勢の変化によって、返済途中で金利が変わります。また、当初2~10年間は固定金利でその期間経過後にもう一度、「固定型」か「変動型」かを選ぶことのできる「固定金利選択型」も広くは変動金利タイプに分類されます。
概して、低金利時代は固定金利で高金利時代は変動金利ということになります。しかし、低金利が続くようなら、半年ごとに金利が見直される変動型や一定の期間は金利が変わらない固定金利選択型のほうが有利となります。
変動金利を選択する場合、金利上昇のリスクに備える必要があり、金利の低いうちに繰り上げ返済をすることも考えておきましょう。繰上げ返済とは、任意で借入金の返済をすることで、返済分は元金にあてられます。
また、最初は変動金利にしておいて、本格的に金利が上がるタイミングを見計らって固定金利に借り替えるという方法もありますが、少し困難な面もあります。
借り換えについて
借り換えとは、別の銀行から新たにローンを借り入れ、もとのローンの残金を一括返済することを指します。
これによって固定金利のリスクを回避できますが、借り換えには諸費用がかかり、また資産価値が下がっている場合は、担保割れで借り換えできないこともあるので要注意です。