長期修繕計画
建物の改修
長期的な視野から考える修繕計画は、アパート・マンションを長くもたせるために行うものですが、何年かけて進めるのかということで変わってきます。
アパート・マンション経営を始めた理由が相続税対策であるなら、注意が必要です。それは、つまり建てること自体が目的となっているので、その後のメンテナンスがされにくいと考えられるからです。
当然のことながら、修繕もせず放置したままの状態が続けば、入居者は減少し、賃料も低めに設定し直す羽目にもなりかねません。
そういう事態を防ぐためにも、アパートやマンションの建設を考えるときには、同時並行で長期修繕計画を立てておかなければいけません。
大抵、管理会社が修繕内容や時期についての計画をしてくれます。ですが、自分で管理をしていくなら、アパートの建物本体の補修や各部の交換時期など、ある程度の知識を蓄えておく必要がでてきます。
費用の面でも、補修の度合いで異なってくるので、賃料の最低でも5%を修繕のために、積み立てておかなければいけません。
修繕に関する費用
通常、修繕を行う際には、管理会社が契約をする業者がメンテナンスをします。ただ、修繕費用が不足している場合、複数の業者に工事見積書を依頼して、競わせることで工事費用の負担を軽くすることもひとつの方法です。
安い金額で請け負ってくれる業者が絶対に良いとは言いませんが、少なくとも比較検討することによって選択の幅が広くなることは確かです。