求められる条件
天井高も考えよう
これからの顧客のニーズに沿うには、ゆとりということを考えていかなければいけません。
バブルの時期に売り出されていたワンルームは、大体15~20㎡くらいでした。それが現在では、20~25㎡ほどの物件が増えてきているようです。これから先も、もっと広めのワンルームが売り出される可能性が高いといえるでしょう。
ゆとりや広さを考慮する際には、床面積のみならず天井高も視野に入れておかなければいけません。
通常、天井高は2.4mくらいですが、顧客のことを考えて工夫することも大事です。たとえば、天井が高ければ開放感も生まれやすく、もしリフォームすることになっても便利になります。
土地・居住面積
近頃は、居住水準が高くなってきたため、共同トイレや風呂無しのタイプは影を潜めてきています。また、一時期多かったユニットバスのタイプも減少傾向にあります。これらのことを考えると、各戸の居住面積は最低でも20㎡は欲しいところです。
また、土地については60㎡くらいの広さがあればアパート経営はできます。もちろん、用途地域や各種制限などを踏まえることが前提となります。
一般的に、顧客が住まいにおいて重視することは「住宅の広さ・間取り」「生活に密着した施設・商店などが近い」「高齢者にも対応したもの」「住宅の安全性」「駅に近く、通勤・通学に便利」などが挙げられます。
また、近頃はバルコニーにもある程度、プライバシーを求めている人もいるようです。こういったことを頭に入れて、どんな建物にするかを決めていきましょう。